ぼくの夏休み
2021年1月19日 15時22分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
スティーヴン・キング原作の小説、1990年に公開された同名映画のリブート版です。主人公ビルの弟ジョージはある大雨の日、側溝の中にいたピエロに引きずり込まれて行方不明になります。ビルはジョージを失った悲しみと罪の意識からトラウマを抱えることになります。この街では同様に子供たちが多数姿を消しており、ビルも所属している学校内のイケてないグループ『ルーザーズ・クラブ』の少年たちは事件解決に乗り出します。
怖いと思うのは最初のみでホラー要素は少ないです。本来は庇護される立場の子供たちが残酷な世界で自分の意志で立ち上がり、友情で強く結ばれながらそれぞれの自分のトラウマと対峙します。ルーザーズ・クラブの皆は、それぞれ現実世界にも通ずる凄惨な事情を抱えていますが、魅力的で可愛く応援したくなります。最後は次回作を予感させる終わり方でスッキリはしませんが、「ぼくの夏休み」として、少年少女の成長物語として楽しめる愛すべき作品です。
イメージワード
- ・泣ける
- ・不気味
- ・恐怖
- ・勇敢
- ・切ない
- ・かわいい