IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
デリーという田舎町に出没し子供たちの命を奪っていた正体不明のペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)を、ビルやベバリーらルーザーズ・クラブのメンバーたちが撃退してから27年後。再びデリーで不可解な連続児童失踪事件が起き、クラブのメンバーにデリーへ帰ってくるように促すメッセージが届く。そしてビル(ジェームズ・マカヴォイ)たちは、デリーに集結し久々に顔を合わせる。
あれから27年経ち、大人になったルーザーズクラブの面々が再びペニーワイズと対峙する物語。 今回は前作と比べると真新しいところがあまりなく、全体的に前と似てるなぁという印象があります。 ペニーワイズもたっぷり出てくるし、化け物感はさらにパワーアップ。でもどれもこれも前作とかぶるというか、フレッシュさに欠けます。大きく違うのがあの子供たちが大人になっているという点ぐらい。あとはそれぞれの前に恐怖の対象としてあのピエロが様々なクリーチャーになって登場。そしてある意味ファンタジーのような仕上がり。これは前作の方が面白いですね。 予告編を観た時はあのおばあさんが怖くてかなり期待してしまったのですが、怖がらせる手数が増えすぎてごちゃごちゃ、そして肝心のストーリーが頭に残らないというのが残念。 でも相変わらずペニーワイズは気持ち悪いですよ。なぜか一瞬素のビル・スカルスガルドが垣間見えるシーンがあってよくわかりませんでしたが、ビルさんが熱演しているのは今作でもよくわかります。
スティーヴン・キング原作の小説、1990年に公開された同名映画のリブート版です。主人公ビルの弟ジョージはある大雨の日、側溝の中にいたピエロに引きずり込まれて行方不明になります。ビルはジョージを失った悲しみと罪の意識からトラウマを抱えることになります。この街では同様に子供たちが多数姿を消しており、ビルも所属している学校内のイケてないグループ『ルーザーズ・クラブ』の少年たちは事件解決に乗り出します。 怖いと思うのは最初のみでホラー要素は少ないです。本来は庇護される立場の子供たちが残酷な世界で自分の意志で立ち上がり、友情で強く結ばれながらそれぞれの自分のトラウマと対峙します。ルーザーズ・クラブの皆は、それぞれ現実世界にも通ずる凄惨な事情を抱えていますが、魅力的で可愛く応援したくなります。最後は次回作を予感させる終わり方でスッキリはしませんが、「ぼくの夏休み」として、少年少女の成長物語として楽しめる愛すべき作品です。
このレビューにはネタバレが含まれています
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。