おかえり、ルーザーズクラブ
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月18日 23時18分
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総合評価:
3.0
ルーザーズ“負け犬”クラブの少年少女たちが力を合わせて恐怖のピエロを退治してから27年後の物語ということで、ルーザーズクラブの面々は当然大人になっているのだが、大人キャストが、どこで探してきたんだというぐらい似ている。むしろ主人公のジェームズ・マカヴォイが子役に一番似ていないぐらいだ。
また、この映画でMVPをあげるとしたらそれは主人公のマカヴォイでも紅一点のジェシカ・チャスティンでもなく、リッチー役のビル・ヘイダーだろう。
1作目では口の減らない悪ガキだったリッチーが人気コメディアンになって、おふざけと軽口でこの映画のコメディリリーフを担っている。それだけではなく、同じルーザーズクラブの一員であるエディへの秘めた思いを抱える、おどけていつつも悲しいキャラクターとして、ビル・ヘイダーははまり役だった。
ただ残念なのは肝心のホラー部分だ。怖がらせ方が、ルーザーズクラブに単独行動をさせ、一人づつトラウマ的な恐怖シーンを見せるという1作目と全く同じパターンで、二番煎じなうえに退屈で全然怖くなかった。1作目のほうがよっぽど怖かった。
映像化するのが難しいだろうが、煙穴やチュードの儀式は原作どおりの描写で見てみたかった。
イメージワード
- ・泣ける
- ・不気味
- ・恐怖
- ・勇敢
- ・切ない
- ・パニック