メグ・ライアンがとってもチャーミングでした
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月15日 11時16分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
昔のパソコン通信なるものをしていた人には、「ギギギ・・ガガガ・・」と通信がつながる時の音が、今やノスタルジックさを感じられる作品となっています。
主人公の二人にはそれぞれにパートナーがいるものの、なんだかしっくりしていない様子です。そして現実世界では、街角の老舗の絵本専門店の店主キャスリーンと、後から進出してきた大型書店の御曹司ジョーとは、敵対する立場の二人でピリピリムードなのです。
しかし、それぞれがこっそりメールをやり取りしている顔も知らない異性というのは、実はこの二人だという事が分かるのは作品を観ているこちらの特権ですね。
その二人がどんなふうに接点ができていくのかが見どころです。その話の展開の中で、にっくき大型書店の相手の事をメールでその本人に相談するシーンや、先に気づいたジョーのなんとも言えない表情と行動がとても印象的でした。そして老舗の絵本店が閉店となっていく所も同時進行していくので、主人公と共に切なさも満載でした。
大人の恋愛模様を楽しめました。