さすがのジム・キャリー!
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月17日 10時18分
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総合評価:
4.0
ジム・キャリーの出演映画の中で1番好きな作品です。笑いの中に悲哀あり、でもやっぱり笑いあり。奇抜な設定ですが、誰もが1度は似たようなことを考えたことがあるはず。
コメディ寄りで、不思議な感覚ののどかな離島で、華やかなTVショーで、その雰囲気に初めは笑って見ていましたが、だんだんと背筋が寒くなってきました。そして、現実離れして見えるプロデューサー側の方が、実は「リアル」なnだと思ったら、さらにゾッとしました。
TVショーということに徹していて、途中でCMが挟まったり、ワイプで写ったり。終始トゥルーマンが出ているシーンは、隠しカメラ目線や監視カメラ目線だったり、撮り方も面白い。壮大なスケールのショーなのに、最果ての壁のハリボテ感が皮肉な感じがしました。
プロデューサーは感情移入できるキャラクターではないですが、最後は、極度に子離れできない親で、恐ろしくも身につまされる切なさでした。
ラストシーンではもちろん涙。2回目に見た時は、その後の展開や結末を見ているので、冒頭のシーンから涙してしまいました。