意外と楽しめる海難ストーカー映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月5日 12時26分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
船旅をしている夫婦。助けた男が悪い奴でヨットを奪われ夫婦は分断されてしまうという導入。
おそらく私が観たニコール・キッドマン出演作の中で最も古い作品です。そのため若く色白で美しいです(当たり前ですが)。
そんな彼女が暴漢に拉致され、そこから抜け出そうともがくも最終的にピンチになり分断された夫が助けにくるパターンかと思うも、予想外の展開に転がっていったのが面白かったです。
何度も逃げようとして捕まるを繰り返していくうちに学習し最終的に男をやり込めていく女の強さが気持ちいいです。正当防衛でなんとかなりそうなのに決して殺さないというのもどこか新鮮です。
男も男でかなり執念深く生け捕りにされても抜け出して満身創痍で再び襲ってきたり、海に流されても追ってくるというストーカーのような執着心とゾンビのような不死身っぷりを披露して大いに楽しませてくれます。
夫は最後までいいとこなしと思いきや、最後の最後でめちゃくちゃ笑えるギャグで活躍。
最後のいいところでなぜギャグに走ったのか?と思うほどの謎の特殊効果演出で記憶に残るほど笑っちゃいました。ぜひともそのチープさを観ていただきたいです。
B級かと思ってあまり期待していませんでしたが、総合的に及第点は越えていましたし、最後にものすごいシーンがあったので個人的には大満足です。