何度見返してもおもしろい、映像も構成も演技も美術も全てが素晴らしい作品
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年7月28日 14時05分
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総合評価:
5.0
カメラワーク、映像美、舞台美術、ストーリー構成、伏線回収、すべてが素晴らしい作品でした。
暗くて思い、ホラーサスペンスかと思いきや、自然な会話の中にユーモアが盛り込まれていて、明るいタッチでストーリーが展開していくのがおもしろく、ポン・ジュノ監督の狂気的な世界観にすっかり引込まれてしまいました。
登場人物一人一人に愛が込められており、それぞれいい味を出しています。
今話題のパク・ソジュンも出演していて、脇役ではありつつも、映画の中で重要な役割を果たし、圧倒的な存在感を残していました。
半地下のセットも臭いを感じさせるような素晴らしいリアルな作りでしたが、高台の豪邸もセットとは思えない、まるでアート作品のようなクオリティの高さでした。
韓国の格差社会についても考えさせられる作品です。
臭いの描写も上手く描かれていて、キム家族の臭いにいち早く気がつくのがダソンという所もおもしろかったです。
前半から伏線がたくさん散りばめられていて、観る度に新しい発見があるので、何回観ても飽きない、おすすめ映画です!