スッキリしきれないのが残念だった、でも見てよかった!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月19日 17時57分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
プロミシング・ヤング・ウーマン Promising Young Woman
の意味は、将来を約束された女性という意味。
医学部に通い、映画タイトル通り将来を約束された主人公、キャシー。
キャシーの学生時代に起きたある事件がキッカケで、キャシーは医療の道には進まずコーヒー屋さんのスタッフとして働く事に。
日中コーヒー屋で働きながら、夜はクラブや酒場に行き、酒に酔ったフリをして男性にお持ち帰りされ、無理やりシようとする男性をこらしめるという展開で始まります。
リベンジサスペンスとして大体の話筋の想像は出来てしまいます。
ところどころ面白い展開がありつつも、全て見た感想としてはウーーンです。
面白かったし見てよかったけど、人にオススメできるかと言ったらNOだし、もう1度見る事もないのでは。。
ネタバレを含みますが、自分的に微妙だった点を書きますね。
①キャリー・マリガンが30歳に見えない。
実年齢35歳だそうで、役の年齢は30歳ですが、40代に見えるシワ、疲れで、ちょっとストーリーに集中できませんでした。
クラブでなんでこんなおばさんが酔っ払って座ってるの?ナンパとかではなく、介護が必要では?という感じで違和感を感じてしまいます。
②親友ニーナがレイプされ自殺、この事件をキッカケに復讐が始まるが、この事件についてあまり触れられない、ニーナは登場もしない。
学生時代から10年近く経った今、なぜ復讐を始めたのか、自分の将来を捨ててまで復讐すべき親友だったのか、親友はなぜ自殺を選んだのか、などなど、この映画の原点とも言える部分が全く語られないままストーリーが進みます。
肝心な部分を見せないのに、無駄が多い脚本に思え、脳内で補完しながら映画を見ないといけないのが残念でした。
アカデミー賞脚本賞を受賞したのはとっても疑問でした。。2020年はコロナもあり不作の年だったのかなぁ。。