映画ポップコーンの評価
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河瀬直美監督が27才でカンヌ映画祭の新人監督賞など多数の賞を受賞した作品です。 地元の中学生だった14才の尾野真千子さんが、現地でスカウトされ初出演した映画でもあります。 河瀬監督はそれまで自主製作映画として、「杣人物語」「かたつもり」「につつまれて」など自身のことや奈良の事を映画で描いていました。 本作では、鉄道が延伸されることで新たな駅が出来ることを待ち望む父親(國村隼)とその妻、娘みちる(尾野真千子)、祖母と、そこで預かっている都会へ出た姉の息子が描かれています。 淡々と奈良の山あいの風景と、そこに住む人たちを写してゆきます。 日常的な風景が中心で、ほとんど何かが起きることはありませんが、日常の中のささやかな心の動きをよくとらえた映画になっています。 一般的なエンタメ映画が好きな人には物足りないかもしれませんが、静かに映像や自然の音を味わいたい人には向いていると思います。 日本の風景や家屋を舞台にした映画を見てみたい、味わいたい人には合った映画だと思います。
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沙羅双樹(しゃらそうじゅ)
殯の森
2つ目の窓
七夜待
トニー滝谷
朝が来る
浮雲
ゆれる
あん
明日の食卓
そして父になる
渇き。
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