ハンニバル・ライジング
1944年のリトアニア。名門貴族の家系に生まれたハンニバルは戦争の悲劇により両親を失う。幼い妹ミーシャを連れて山小屋で生活を始めたハンニバルだったが、逃亡兵たちがやって来て2人を監禁。そこでのある出来事を経て孤児院に送られ、成長したハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は、やがて逃亡兵たちへの復しゅうを誓う。
天才的な精神科医であり連続殺人鬼であるハンニバル・レクター博士が、なぜそのような人物になったのかについて、その生い立ちから描いています。 本作の上映時には、ハンニバル役のギャスパー・ウリエルさんが話題になっていました。 レクター博士の出身地となっているリトアニアはドイツとロシアの間にあるので、両者から侵攻され併合されてきたという歴史があります。 本作ではその事が少年だったレクター博士に決定的な影響を与え、長じて殺人鬼になるところが描かれてゆきます。 戦争中の残虐行為や困難な生活が、その後にどれだけの影響を与えるのかについて考えさせる内容になっています。 レクター博士の場合、基礎的な能力が高かったこともあり、その影響が独特な形で表出していることが解る映画です。 精神科の臨床家として高名な中井久夫氏はその著書の中で、何かと近現代史を取り上げていますが、人と深く関わると、歴史の影響の大きさが見えてくるからでしょう。 戦後、孤児となったレクター博士は、フランスの親族のもとに身を寄せ、そこで封建時代の日本の影響を受け、日本刀の使い方も身に付けてゆきます。 ハリウッド映画では何かとよく出てくる日本刀ですが、欧米人にとっては独特の魅力があるようです。
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