90年代を代表する映画
2020年8月2日 11時18分
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総合評価:
4.0
どうにもこうにも情けなくて、陽気で絶望的な青春映画です。監督を勤めたダニー・ボイルと、主演を勤めたユアン・マクレガーの出世作でもあります。スタイリッシュな映像とクラブミュージックを使った事もあり、当時日本でも大ヒットしました。
ドラッグに溺れた5人の若者の青春群像劇といった感じで、物語はスピーディーに展開されていきます。ともすると暗く重くなりがちなストーリーですが、そこかしこにユーモアもあり、ダラダラとしていないのでサラっと見れます。また、登場人物達もそれほど悲壮感を漂わせていないので、その辺もヒットした所以でしょう。
もう一つ。この映画で取り上げられている音楽ですが、プライマル・スクリームやブラーといった当時のイギリスの音楽シーンの中では、ややマニアックな選曲にセンスを感じます。中でもアンダーワールドの「ボーン・スリッピー」はこの映画のヒットもあって有名になりました。
色々ありますが、90年代を代表する映画として欠かせない作品だと思います。