考えられない世界観を映画化
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月8日 14時32分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
大型スーパーマーケットに陳列されている各食料品の運命。
下品、過酷、残酷な視点と描写であるといえばそのようですが、人間を尊重させる考えの元では、楽しめる映画です。
他にはない類のアニメーション、テンポ、内容に素直に面白いと声をあげてみれば楽しめます。たしかに、最も最初はショック、衝撃はあります。
食品たちは、消費者に選ばれることを喜び、光栄なこととしておりそのように教育されてきているのです。
しかし。。何も知らないスーパーマーケットの食品たちは、一気に地獄へと向かいます。衝撃的な映像はジャガイモの皮をスライスされるとき、ウインナーの赤ちゃんが脱走を図り、失敗、そうして食べられてしまうシチュエーションなど。
いたい、赤ちゃんを食べたぞ。。と。
まさに食品にたとえられているものの、こうした騙されていることは世の中に大変多いのだと思われます。人は時としてこういう残酷な映画もみたくなるもの。食べ物がこのように悲鳴をあげるわけはないのですが、割り切って見る分には面白い作品です。