ちゃんと重くもポップなナチス映画
2021年5月22日 23時41分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
ナチスを扱っているのに、色彩豊かで頬が緩みクスッと笑う場面も多い。
けれど余韻はズシリとやってきて、決して繰り返してはいけないと強く感じる。
シリアスさとポップさのバランスが絶妙。
ヨハンソン扮するお母さんが本当に素敵で、素敵過ぎた故に観賞後も暫く引きずってしまった。
芯があるけれどチャーミングで、子供としてではなく1人の人として息子に向き合う姿に胸を打たれる。
だらしなく適当なのにかっこいい役をやらせたらサムロックウェルの右に出るものはいない、と勝手に思っている。
監督扮するヒトラーもコミカルでとても良かった。