ラストで全てを持っていかれた!
2021年1月30日 17時56分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
この映画も世間では軒並み評価の高い外れ無し作品として名だたる作品となっていますが、私はそこまで特に良いとは思えませんでした。というより先に評価を見てからそんなに面白いならと見たくちです。
まずレオンがあまりにも一般人すぎてちょっと愛嬌すらあります。日々のルーティンをあれだけちゃんとこなす人なんてもう家政婦さんレベルです。それにちょっといいひと過ぎました。まぁそこがこの映画が高い評価をされている所以のギャップってやつなのかもしれませんが。
若かりし頃のナタリー・ポートマンがいい演技をしています。展開の渋さに加えてマチルダの無感情さがシーンにマッチしています。それに敵対する麻薬取締役官の非常さには終始イライラさせられっぱなしだった。もちろんポートマンもいいんですが、個人的に一番はまり役だったのはゲイリー・オールドマンではなかったんだろうか?彼がこの映画を一段上の階層へと引き上げていた役回りのような気がします。
だんだんラストシーンが想像できてしまうあたりはストーリーの妙味でいいのか悪いのかはわかりませんが、あのラストシーンが強烈過ぎて全ての評価を持っていかれました。中身の細かいところは覚えていないのにあのラストシーンの映像だけは何故だかいまだに忘れることができません。
その直後に流れるスティングの”shape of my heart”のあの一連の流れだけでも鳥肌が立ちます。