ロング・グッドバイ
探偵フィリップ・マーロウがメキシコへと送った友人が自殺した。彼には妻殺しの容疑がかけられていた。一方、別件で行方不明の作家を探し出したマーロウは、彼が死んだ友人夫妻の知り合いだという事を知る。やがて、友人が持ち逃げした金を返せとギャングが現れる…。
あの伝説のTVドラマ『探偵物語』に影響を与えたと言われる、「オフビート」さでは空前絶後であろうハードボイルド探偵フィリップ・マーロウ映画の変わり種。 原作の舞台は第二次世界大戦の記憶も新しい1950年代のロサンゼルスだが、本作は1970年代前半の撮影時そのままという、ある意味「ふざけた」作りであるのだが、その実、原作のエッセンスは忠実な映像化作品よりも濃厚であるという、矛盾した面白さ。 エレベーターが特徴的なマーロウのアパート(隣人のヒッピー娘とか50年代には存在しない)や、飼ってる猫の餌を24時間営業のスーパーに買いに行くくだりの、店員との「しょーもない」やりとりなんかは、カッコ良さが微塵もないにもかかわらず「ハードボイルドさ」はビシビシと伝わってきて、まだ本筋も始まらない超序盤なのに満足度はかなり高く、むしろこの辺りの描写こそが「本編」なのでは?と勘繰ってしまうほど。 ジョン・ウィリアムズの劇伴と歌の憂いを帯びた旋律もシーン毎のアレンジが絶品で良くマッチしていて、とても印象的。 ラストの「Hooray for Hollywood」の余韻の不思議さは、普通の映画ではなかなか味わえないと思います。
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