とんでもない映画がまた出てきた
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月16日 13時53分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
まずこのの映画は見る人を選ぶと思います。ただのホラーではないです。黒いのが苦手な方はすぐ逃げるべき。でも頑張って最後まで耐えてみて、見ててよかったと思えるとは思います。
でも精神状態が良くても見終わった後にジワジワと鬱の状態になるほどの後味、後引きは酷いです。それぐらい心の中に浸食していく悪夢のようなもので2、3日くらい引きずりました、私は。かなりしんどいです。
内容的にはずっと暗い雰囲気でもうこれはもう怖い、暗いというのがわかる始まり。
どこも救いもない、逃げもできない閉塞感。絶望感。
映像美はあるのですがそれは箸休めにしか過ぎません。
トラウマになるようなシーンも多いのですが一番私の中でトラウマになるのは主人公の恋人が村の女の子に誘われ結ばれるシーン。老女たちが2人を囲いゆらゆら揺れるシーン。もうあれは悪夢です。
そりゃ主人公は恋人が他の女の子に寝取られ、そんな光景見たらショックを受けますよ。序盤の老夫婦?たちの自殺よりも衝撃的、人が死なないのに気持ち悪い光景でした。
最後の生贄を捧げるシーンも辛いのですが主人公がニコッと笑うところなんてこの状態で笑えるのか?と心が狂います。
とにかくとんでもない映画です。体調万全にしてご覧ください。