映画:レイジングケイン(監督:ブライアン・デ・パルマ)に関して)
このレビューにはネタバレが含まれています
2023年11月12日 00時59分
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総合評価:
3.0
この映画は、大変、悪っぽいR指定映画作品です。
しかし、疑惑の影(監督:ヒッチコック)と同じように、主人公に付きまとってその毎日を乱す、悪魔的な男、がテーマの作品で、外せません。
この映画:レイジングケイン、では、シャドウ的な表現では無く、俳優のジョン・リスゴウが、悪魔的な男、を、二役で演じています。
演出は、丁寧で、すぐれています。
3階建て建物のエレベーターが動く前に、裸足の高齢の女が乳母車を手で押すと、そのエレベーターが動き始めるシーン、次に女たちが担当する降臨懐胎を担当させられている主人公ケイン、のシーンをラストに持って来た構成は、神たちをなぎ倒すパワー、があり、素晴らしいです。
この監督のトレードマーク的な映画技術(撮影方法)のシーンも見事です。
これは、社会派的サスペンス映画の傑作に違いありません。