ジム・キャリー主演、ちょっと切ないロマンス
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 21時02分
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総合評価:
3.0
マスクはあのセクシーな俳優、ジム・キャリーの名を世に知らしめたという作品でもあります。銀行員に勤務している自信がない男がマスクをかぶれば一気に自信家になってしまうのですが、これがまた度がすぎるくらいのパフォーマンスを見せてくれるのです。恋をしてしまった女性の前では本来の彼ではなく、別の彼でアプローチ。
男なら誰でも希望したことがあるのでは?
そんな願望を見事に演じてしまう俳優は、それもこれも、ジム・キャリーが熱演しているからこそ!
彼は周囲を楽しませるパフォーマンスについては得意中の得意、そんなジム・キャリーの若かかりし頃が懐かしい作品です。
相手役には、キャメロンデイアス。彼女もまた笑顔がキュートな女優さんですが、作品中では初々しさが特徴的な役所です。マスクをかぶった男の明るさはちょっと無理目なテンション?でもこれには訳があるのです。そう、マスクだからこそ積極的になれる、あんなこともできるし、逆に切なさすら感じらるロマンスでした。冴えない男が恋をしてしまうという絶望から始まり、途中は笑え、ラストは感動します。ジム・キャリーについて知らないという人でも可愛い、映画を見れば、お茶目、という好印象を受けることでしょう。コミカルすぎるくらい明るい映画ですが、不器用な男の恋愛ロマンス作品。音楽の演出もコミカルでセンスがいい!この作品は1人で見ても充分楽しめます。なぜ緑色のマスクなのか、見た目がなんて考えることはナンセンスなのです。
そこはファンタジーと受け止めて、切なさ、笑いあり、ぜひご覧ください。