生きる LIVINGの豆知識・失敗談

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  生きる LIVING

  2023年3月31日 上映 / イギリス / 103分

  4.1/5.0

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  1953年、第2次世界大戦後のイギリス・ロンドン。役所の市民課に勤めるウィリアムズ(ビル・ナイ)は、毎日同じことを繰り返し、仕事に追われる自分の人生にむなしさを感じていた。ある日、医師からがんで余命半年であることを告げられる。最期が近いことを知った彼はこれまでの味気ない人生を見つめ直し、残された日々を大切に過ごして充実した人生にしたいと決意する。やがて、彼の変化は無関心だった周囲の人々をも変えていく。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  カズオ・イシグロは、『生きる』（1952年）をビル・ナイと英語版でリメイクすることを長年夢見ていた。 ある夜、イシグロと妻はパーティーの後、ナイとタクシーに同乗することになり、このアイデアを提案した。 ナイは『生きる』を観たことがなかったが、一度観ると、熱意を持ってこの企画に応じてくれた。
• 豆知識・トリビア
  プロダクション・デザイナーは、この映画が、舞台となった時代に作られたように見せるために、クイック・エディットを避け、色調を柔らかくし、映画のクレジットに、関連するフォントを使用するなど、多大な労力を費やした。
• 豆知識・トリビア
  1950年代のヴィンテージ・カラーニュース映像は、この映画のためにデジタル処理できれいにされ、ロンドンのエスタブリッシング・ショットに信憑性を与えた。
• 豆知識・トリビア
  2022年のAFI映画祭でのQ&Aで、ビル・ナイは何度も機会があったにもかかわらず、完成した映画を観ていないと告白した。彼はスクリーンの中の自分を見るのが嫌いで、ほとんどの作品を観ていない。
• 豆知識・トリビア
  役になりきるために、ビル・ナイはわざと声を細くした。まるでウィリアムズが声を出すのに苦労しているかのような抑圧だった。
• 豆知識・トリビア
  この映画では、ビル・ナイが歌う。彼は『ラブ・アクチュアリー』（2003年）でも歌っている。
• 豆知識・トリビア
  ライオンズ・コーナー・ハウスは、最盛期にはロンドンだけで250店舗を展開していた高級ティーショップのチェーンだったが、第二次世界大戦後は嗜好の変化により人気が低下し、1977年に最後の店舗が閉店した。