ラストダンスは誰と?
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月4日 14時28分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
この作品は映画館で観ました。
途中CGのシーンがあります。当時はすごいと思ったのですが、今観るとやはり少し荒いですね。
古い作品なので仕方がないのですが。
大物俳優が主人公の作品です。
破天荒で浮気者の彼。場面のところどころで数字がでてきます。
なんだろうと始めは思ったのですが「最期の日」のカウントダウンなんですよね。
三國連太郎さんが主人公の破天荒さをうまく演じておられたのを覚えています。
この作品は「病気と死」が主軸のテーマです。
そこに「ラストダンスは私に」という曲が刺繍されたかのように彩られていてとても美しいです。
「ラストダンス~」の曲は「だれか好きな人と踊ってきていいけれど、ラストダンスは私と踊ってね」と愛する人に伝える歌です。
主人公は浮気をしていましたが、最期の日は妻と迎えます。
「ラストダンスは残しておいただろう」というような台詞を主人公が言うシーンがとてもよかったです。
この映画でこの曲がすごく好きになりました。
実際にはこの映画の主人公のように穏やかな最期を迎える人ばかりではありません。
彼の様な締めくくり方が一番いいだろうなぁと思う作品でした。