新海誠監督が送る社会派映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月31日 20時21分
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総合評価:
5.0
監督の前作となる大ヒット映画「君の名は。」と一見すると設定は似通っています。
主人公は高校生(の年代)の男女二人だし、彼らが出会う事から物語は始まっていきます。舞台が現代の東京メインなのも同じだし、ヒロインが特殊能力を持っているのも同じ。
ですが物語の結末は、所謂ハッピーエンドに近かった「君の名は。」とは違い、必ずしも正解とは言えない様な、観る者に考えさせる様なものとなっています。
特に主人公二人の決断と、物語の大きな鍵となる異常気象問題については、観賞後に友人や恋人と語り合った方達も少なくないのではないかと思います。
演出や作画面に目を移すと新海節は健在といったところで、天気を題材にしているだけあって、空、特に雲の描写は圧巻です!出来れば大スクリーンで見て欲しい!
演出は変わらず程良いキャッチーさを保っていますし、RADWIMPSの音楽のキレにも磨きが掛かっています!
前作程派手さはないかも知れませんが、それでもエンタメ的にも楽しめるし、色々と考えるキッカケにもなる良作だと思います。
イメージワード
- ・泣ける
- ・かわいい
- ・ファンタジー
- ・スペクタクル