恐るべき臨場感
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月14日 10時18分
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総合評価:
4.0
1996年に実際に起きたエベレスト登山隊大量遭難事故の映画化です。
実際にエベレストで過酷なロケを慣行したそうで、現場の緊張感や臨場感がひしひしと伝わって来ました。
クラックにはしごを掛けて歩くシーンなど、「絶対にやりたくない!!罰ゲームかよ!!」と思ったほどです。
何百万円も支払ってエベレスト登頂にやってくる客、迎えるガイド、荷物を運ぶポーターなどのそれぞれの事情も事細かに描かれており興味深かったです。
ジェイク・ギレンホールやキーラ・ナイトレイなどビッグネームが出演しているのですが、あまり気にならないほど登山のシーンがリアルでスリリングでした。
あまりに過酷なラストに衝撃を受けましたが、それも実話に忠実に映画を作ったからこそ。頂上付近で遭難した仲間がいても、どうしても助けに行けないもどかしさも伝わって来ました。個人的には女性日本人登山家のヤスコが命を落としたのがとても残念でした。
私は2Dで観ましたが、3Dで観たらもっともっと迫力だっただろうなと思います。