「バックドラフト」現象が有名になった作品
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月28日 10時55分
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総合評価:
4.0
密室で燃えている炎が酸素を得ることで爆発を起こす現象「バックドラフト」が市井に知られるようになった作品です。
物語は殉職した消防士の父をもつ兄弟、ブライアンとスティーブンを中心に描かれます。
大規模火災の様子などは迫力満点。
この辺りはさすがハリウッドですね。日本ではなかなか撮ることができないものです。
火災に立ち向かう消防士たちの勇士も描きながら、ブライアンとスティーブンの性格の差、特にその仕事に携わることの強さの違いも描かれており、単なるパニック映画とは異なるものがあります。
また、連続火災の犯人などについてもミステリー要素も含まれており、様々な角度から楽しめる作品になっています。
「これはいくらなんでも無謀すぎなのでは?」と思うシーンもありますが、映画的に盛り上げるには必要だったのかもしれません。
映画の始めから終わりまで、いろんな意味でドキドキできますし、ラストもきれいに収まっているいい作品です。