女性2人の人生を描いた物語
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 16時03分
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総合評価:
5.0
女性同士の恋愛を描いた作品として有名になっているけど、それだけじゃない。
(アデル、ブルーは熱い色もそうだけど)
女性2人の人生を描いた物語で、時代背景も考えると“女性の社会的進出”を描いた映画でもある。
恋愛に関しては徐々に好きになるのではなくてお互い一目惚れなんだよね。そこが最高。
ベットシーンもすごく情熱的で、美しい。
キャロルの(元)旦那のハージはキャロルを愛しているんだけど、愛し方を間違えてしまう。
力で抑えつけようとする。そういう男性多かったのではないだだろうか…。
というか、キャロルの本質が同性愛者だからなんとか直そうとしているんだよね。
それはそれでちょっと切ないなとも思ったり。
テレーズの元彼もそう。最後に酷いことを言って別れてしまう。
一旦離れてしまうキャロルとテレーズだけど、お互い心ではずっと想っていて最後テレーズがキャロルのところに戻るシーンで映画は終わる。余韻が心地よい。
キャロル役のケイト・ブランシェット様の動作がいちいち美しくてそれだけでも見る価値がある。