とにかく杉咲花がスゴイ!!
このレビューにはネタバレが含まれています
2024年1月15日 21時23分
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総合評価:
5.0
映画を観る前は、事前情報で社会派寄りの作品かなと思っていた。
しかし、戸籍制度の離婚後300日問題だったり(これはこれで大問題で深く考えるきっかけになった)、貧困、難病…などの社会問題を多く取り扱ってはいるが、基本的にはちゃんとエンターテイメント作品だった。
ジャンルで言うとノワール映画がいちばん近いかと思う。
後半ぐらいから完全に市子がファム・ファタール(魔性の女)になってるし。
まぁとにかく、映画を観たほとんどの人が同感だと思うが、杉咲花(市子)の演技が素晴らしすぎた!
女子高生の制服姿になんの違和感もなく完全に高校生だし、ルックス、喋り方、表情、魔性の女感とか、全てが印象に残る。
シーンで言えば、無表情で最悪な罪を犯すとこだったり、いちばん市子の本音が見られる後半の長谷川の家から出て行く直前のシーンはグッときてしまった。
そして、そんな後のラストの市子がした選択がまた悲しくて重い…。