イコライザーシリーズにハズレなし!
このレビューにはネタバレが含まれています
2023年10月25日 19時20分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
個人的には1作目のホームセンター店員のマッコールが好きだったが、今作のイタリア遠征でのマフィアとの対決も十分楽しかった。
冒頭、ゴア描写多めの殺人現場からのマッコール登場は、めちゃくちゃカッコイイ!
正直、マッコールの方が残虐で悪党に見える…笑。
その後、舞台はシチリアからアマルフィの田舎町に移るが、今回もそこで登場するマフィアたちが最低のクソ野郎共で、「もうマッコール先生、あいつら早くやっちゃってください!」って気分にさせてくれる。
昨今、ここまで単純明快な勧善懲悪な映画もめずらしい気もするが、そこが爽快だし、あんまり頭使わずに観れるのが良い。
今回は、悪党たちが町で悪事を働き、町民がそれに耐えつつも本当に苦しめられ、最後に見兼ねたマッコールが殴り込みに行くという構図で、なんだか今までで一番、高倉健の東映任侠映画を連想させられた。
ただし、マッコールは決して健さんのように切られて傷を負ったりしないし、ピンチも皆無だが…。
もう映画史上最強の人間なので、マッコールが相手を敵と定めた時点で結末は決まっている。
あとはコテンパンに殺られるクソどもを見て楽しもう。
個人的に、マフィアと繋がっているテロ組織が出てきたりして、やや話が混乱したが、マッコールと町の人たちとの暖かい交流でほっこりしたり、反旗を翻す行動に熱くなったり、レストランでボスの弟との対決でのざまあみろ感だったり、やっぱりイコライザーシリーズは面白いなぁと感じた。
少しダサいラストシーンも、これがシリーズファイナルならまぁアリかと。
この町に骨を埋める感が漂ってたので。
ただ、やっぱりロバート・マッコールをもっと観たいなぁ!
原題は「イコライザー3」なので、続編を希望!!