国家の闇
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月7日 22時08分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
政治の闇を追う新聞記者と国家公務員の二人が国家の闇に迫っていく話。どこまでリアルな話かわからないものの、見ていてとても不快な気持ちになります。おそらく日本の政治が本当にこうやって色々操作されているんだろうな…と思うからだと思いますが。
なかなか話が難しくて最初はついていけませんが、だんだん何が起きているかわかってくると、スリリングな感情も生まれてきて、目が離せなくなります。なぜ上司は死ななければならなかったのか、彼が残したメッセージは何だったのか…。
最後に向かって、疾走感のあるストーリー展開がされていきますが、ラストは本当に衝撃です!え…まさか…という…。最後、松坂さんは何を口にしていたのだろう。謝罪の言葉なのか、それとも自己保身の言葉なのか。
結局、社会で生きている限り、自己保身が一番なのかな、と思うと最後の最後まで胸糞悪いですが、でもそうやって、よくも悪くも感情を動かすこの作品はいい作品なんだと思います。