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「文学的!」 存在の耐えられない軽さ moniさんの映画レビュー

存在の耐えられない軽さ THE UNBEARABLE LIGHTNESS OF BEING

文学的!

このレビューにはネタバレが含まれています

2021年1月6日 14時22分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
公開当時、3時間弱の上演時間にお尻を痛くしながら観た思い出。女好きな外科医が、田舎の素朴な女性と都会的な芸術家の女性を両方うんぬん、と聞くとずいぶん下卑た印象になりますが、外科医をダニエル・デイ・ルイスが、素朴な女性をジュリエット・ビノシュが演じ、舞台を「プラハの春」の頃のチェコに据え、大変文学的な美しい作品に仕上がっております。
とにかくダニエル・デイ・ルイスが笑えるくらいかっこよくて(いや、好みの問題はあるかもしれません。見ようによってはちょっと気持ち悪いのかも。なにしろ出会う女性ほとんどすべてに手ぇ出してます。年齢層も様々)、そのかっこよさを思う存分堪能できる映画です。こんなにやりたい放題なのに常に上品で優雅。ジュリエット・ビノシュも可愛くて綺麗で力強いのになぜか儚くて、とにかく目が離せない。
ラストは突然でびっくりしますが、先日30年振りぐらいに観返したところ、幸せってこれでいいのかも、と思ったり。原作を読んでいませんが、読んだら感想も変わるのかも?
詳細評価
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