フルメタル・ジャケット
Full Metal Jacket
スタンリー・キューブリック監督が、G・ハスフォードの原作を基にベトナム戦争の狂気を描く。徴兵された若者が、次第に戦闘マシーンとして人間性を失っていく様を二部構成で描く。 ベトナム戦争の時代、ジェイムズ(愛称ジョーカー)は、サウスカロライナの海兵新兵訓練キャンプ(ブートキャンプ)で、ハートマン軍曹による厳しい訓練を受ける。新兵たちの中で落ちこぼれの「ほほえみデブ」ことレナードは、徹底的なしごきの中で徐々に正気を失っていく…。 新兵訓練を卒業し海兵隊員となったジョーカーは、テト攻勢が始まる中、軍の報道部員としてフエ市街の前線取材を命じられる。だが、交戦の中で小隊長が戦死、分隊長をブービートラップで失う。下士官が指揮を引き継ぎ転進を図るも進路を誤り、今度は狙撃兵の襲撃を受ける。残されたジョーカーは狙撃兵への復讐を図るのだが…。
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フルメタル・ジャケットの豆知識・失敗談
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豆知識・トリビア
スタンリー・キューブリック監督は、R・イー・アーメイの演技には感嘆するばかりでした。キューブリックは、元々アーメイの役のためのセリフを書く予定でしたが、アーメイの即興のセリフに感銘を受け、その必要はないと判断しました。キューブリックの映画では前代未聞だったのですが、彼はアーメイにアドリブで演じさせたのです。アーメイの演技は完璧で、一つのシーンを撮るのに、2−3テイクしかかかりませんでした。このこともまたキューブリックの映画ではかなりレアなことです。テイク回数が多かったのは、”ジェリー・ドーナッツのシーン”のみで、そのシーンは37テイクもかかり、最後の方は声が時々出なくなっていたそうです。
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豆知識・トリビア
この映画からカットされたシーンの一つは、海兵隊がサッカーをする場面でした。カットされた理由は、彼らが蹴っていたのがサッカーボールではなく人間の頭部だったからです。
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豆知識・トリビア
この映画の最初のパートで、訓練の間の兵舎内での一連の流れは、全員の人物がフォーカスされるように特別なレンズが作られました。スタンレー・キューブリック監督は、誰も特別ではなく同じ待遇だということを見せたかったのです。
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フルメタル・ジャケットの映画情報
公開日: 1988年3月19日 / 上映時間: 116分 / 製作年: 1987年
配給・制作会社: ワーナー・ブラザース映画
フルメタル・ジャケットの評論家の解説レビュー
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