ショーン・オブ・ザ・デッド
ロンドンの家電量販店で働くショーン(サイモン・ペッグ)は、その無気力さに嫌気が差した恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)から別れを告げられてしまう。次の日、落ち込んだショーンが目覚めると、街は大量のゾンビであふれかえっていた。ショーンは、愛するリズを救うため、エド(ニック・フロスト)と一緒に立ち上がる。
ゾンビ映画自体、もともとコメディの要素を含んでいたりしますが本作はその代表作なる作品です。ゾンビ映画という枠組みよりも、そもそも映画という枠組みの中で優れています。丁寧な伏線、カットやシーンの遊び、音はめ、言葉遊び。とにかく色んな仕掛けがあって、ゾンビランドにはない魅力が満載です。 ゾンビランドと同じで、こちらもキャラクター描写が丁寧なんですよね。人間関係をちゃんと描いており、それぞれの生い立ちを感じるセリフや、どうして気に食わないのかとか、意外と登場人物のイメージがしっかりしてきます。ゾンビを見たい者にとっては物足りないかもしれませんが、遊びたっぷりのコメディ映画としてなら大満足だと思います。 次々と切り替わるニュース映像をつなげてネタが生まれるところ、二度にわたるサイモンペッグの長回しシーンの対比が大好きです。エンディングのおちも最高で、そのシーンからのmy best friendは素晴らしいシメです。 何十回も見返した映像に遊び心のある楽しい映画です。 ぜひともビールと一緒に鑑賞したい映画。
サイモンペッグ作品が好きな方は必見です。 お馴染みのキャスティング効果もあり、違和感無く入り込めるブラックジョークとカメラワーク。もちろんサイモンペッグを知らない方にも、ただ怖いだけのゾンビ映画が苦手な方にもピッタリの作品です。 某有名ゲームの実写版や、ロメロ監督作品等の王道ゾンビ映画に比べればグロ表現は抑え目(出血やヘッドショット等の描写は有)ですが、友人や家族との別れはセンチメンタルにしっかり表現しつつ、絶妙に笑わせてくるタイミングはサイモンペッグらしい手腕が光る演出。 そしてダメダメ主人公が有事の際に輝きだす様や、相棒キャラの「このタイミングでそれやる!!?」と突っ込みたくなるクレイジー加減、一見複雑そうに見えて蓋を開ければ意外とそうでもない人間模様はぜひ注目して欲しいポイントです。 ストーリーはシンプルで、狙ったチープさもあるので、ハリウッドの一級超大作とは言えませんが、休日や仕事終わりに何を見るか困った時にピッタリの良作でした。 繰り返しになりますが、サイモンペッグ好きは必見です。
このレビューにはネタバレが含まれています
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