難しい映画に疲れたら
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月1日 20時38分
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総合評価:
2.0
個人的には良くも悪くも三谷ワールドが炸裂してますな!といった感想しか出てこないです。内容はいつもの肩肘張らないでスカッと最後まで見れるのでエンタメという観点で見れば良作なんだと思います。だからこそ彼の作品は評価が難しいのですね。
キャストはこれでもかと言った趣の豪華俳優陣。一体人件費にいくらかかったのだろうか?主演の中井貴一は演技としてはベテランらしく、とても熱演していて良かったのですが、総理という点でまだ若いからなのか、どうしても内閣総理大臣に最後まで見ることができませんでした。どうみても一党員ぐらいにしか見えませんか?
今作の妙は一体総理がどこら辺から記憶を取り戻していたのか?ということです。記憶が戻っていたにしては演技がうまいです。これ本当の政治家だったら大スクープで面白いんでしょうね。
様々な伏線をうまく回収しているあたりはさすが三谷監督と言えなくもないんですが、
最後のオチで一気に白けます。
一体何なのでしょうか、あの妻への愛の告白は?記憶を失くしていたということを差し引いてもあれはあまりにも展開に無理があり過ぎます。
まぁでも見ていて疲れないのでスカッとしたエンタメを欲している時にはお勧めでしょう。