ノスタルジックな少年時代の冒険物語
2021年2月20日 17時24分
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総合評価:
3.0
ドリーム・キャッチャーとかもそうだけど、S・キングってこういう少年時代の友達同士のちょっとした冒険や夢なんかを描くのが好きですよね。誰しもが心の奥にしまっている大切な思い出や原風景そういうのを映像化していきますよね。まぁミストみたいな救いの無いのもありますが。
この映画は個人的には主題歌のベンEキングが歌う同名の主題歌でもっているのではないかと思ったりもします。この映画って名作なんですか?確かにこれを観る時代、年代、心の在り方によっても見え方が違うのかもしれませんが、皆が名作だったと言うのを聞いていると、どの辺が感動したのかを詳しく聞いてみたい衝動にかられます。
かといって凄く面白くない映画か?って言われると、そんなこともなく各所に見所が散りばめられているのですが、私には今一感情移入しきれないままでした。
私も子供時代にはちょっとした日常の中の冒険を友達としてきました。もちろん死体探しはしてませんが。
この映画とつい比較してしまうのが「遠い空の向こうに」という映画です。この映画もロケットの夢をもつ少年の友情が描かれていて、こちらには凄く感情移入させれてしまいました。何が違うのかな?と考えた時に最終目的の曖昧さの違いかと思いました。この映画で少年たちの目的意識の強さがこちら側に伝わりにくいのだと感じます。まぁ少年なんてそんな感じでしょ?と言われればそれまでだけどね。
明確なオチがなくぼやけるのが好きではない人には向かない作品のような気がしました。
ただリバー・フェニックスはあまりにも若くして亡くなったのが残念です。