スタンド・バイ・ミー
1959年、オレゴン州の田舎町に暮らす12歳の仲良し少年4人組、背が低いゴーディ、リーダー格のクリス、メガネのテディ、ふとっちょのバーンは思春期を迎え、親や兄弟に対する愛憎や将来の不安などそれぞれ悩んでいた。ある夏の日、彼らはクリスの兄ら不良グループから、行方不明になった少年の遺体が森にあるという噂を聞く。遺体を発見できれば英雄になれると興奮した4人は、こっそり家を抜け出して探索へ出発する。
ドリーム・キャッチャーとかもそうだけど、S・キングってこういう少年時代の友達同士のちょっとした冒険や夢なんかを描くのが好きですよね。誰しもが心の奥にしまっている大切な思い出や原風景そういうのを映像化していきますよね。まぁミストみたいな救いの無いのもありますが。 この映画は個人的には主題歌のベンEキングが歌う同名の主題歌でもっているのではないかと思ったりもします。この映画って名作なんですか?確かにこれを観る時代、年代、心の在り方によっても見え方が違うのかもしれませんが、皆が名作だったと言うのを聞いていると、どの辺が感動したのかを詳しく聞いてみたい衝動にかられます。 かといって凄く面白くない映画か?って言われると、そんなこともなく各所に見所が散りばめられているのですが、私には今一感情移入しきれないままでした。 私も子供時代にはちょっとした日常の中の冒険を友達としてきました。もちろん死体探しはしてませんが。 この映画とつい比較してしまうのが「遠い空の向こうに」という映画です。この映画もロケットの夢をもつ少年の友情が描かれていて、こちらには凄く感情移入させれてしまいました。何が違うのかな?と考えた時に最終目的の曖昧さの違いかと思いました。この映画で少年たちの目的意識の強さがこちら側に伝わりにくいのだと感じます。まぁ少年なんてそんな感じでしょ?と言われればそれまでだけどね。 明確なオチがなくぼやけるのが好きではない人には向かない作品のような気がしました。 ただリバー・フェニックスはあまりにも若くして亡くなったのが残念です。
4人の少年が死体を見に行くという話、というところまでは知っていたのですが、一体どこが名作と呼ばれるところなんだろう?と興味本位で見ましたが、本当に名作でした(笑)。4人の少年それぞれに悩みや苦悩があり、とても大人びているなぁと思いましたが、きっと自分もその年齢だった時は同じように悩み、もがいていた、あの年ならではの感情を忘れてしまっていたことを思い出すことができました。その反面、その感情を忘れてしまっていたことが少し残念な気持ちになったのと、結果、自分も大人になり同じように悩んでいる10代の子たちを「まだ子供なのに…」という目で見ていたことに気づかされました。自分はこうありたいと思う一方で、育ってきた環境や社会の枠組みから抜け出せないのではないか、という思いは、簡単には解決できない問題だなぁと思いました。一番背も高くイケメンだった少年を演じていた子は、大人になり若くして亡くなってしまったということを作品を見た後に知って、とても残念でした。彼が歳を重ねた作品を見たかった!
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