ソウルの春
1979に発生したものの徹底的に隠匿された「12.12軍事反乱」を、初めて映画化した衝撃のエンターテインメント。ファン・ジョンミン、チョン・ウソンら実力派俳優たちが、韓国の運命を変えた事件に挑む。
ある程度、粛軍クーデターについてや、韓国の時代の流れみたいなものを軽く予習してから観たほうが、この映画を理解しやすいと感じた。 とくに前半なんかは登場人物(ほぼ軍人)の多さや、その軍人たちの役職や所属している部署の多さに、たぶんほとんどの人が混乱すると思う。 首都警備司令部側と保安司令部のハナ会側の人物の顔もまだ覚えていない状態で、次々と話が進み、そこにさらに第2、第8とかの空挺旅団やら、特殊部隊、憲兵まで出てきて、その人物たちの電話のやりとりを速いカット割りの連続で見せられて、え?誰??のカオス状態に…。 後半、やっとなんとかそれぞれの人物を把握できてきて、そこからはちゃんと面白かった。 自分はとくに予習せず、韓国の歴史も知らずに観たので、単純に結末にビックリ! え〜⁉そうなるの⁉という、ちょっとどんよりした気持ちで映画が終了…。 骨太な映画で初見でも十分楽しめたけど、たぶん鑑賞2回目のほうがいろいろ理解できて面白い気がする。 あと、ファン・ジョンミンはこういう口八丁な悪人を演じさせたら、もう右に出る者はいないね!ほんと最高‼ チョン・ウソンも「アシュラ」みたいなインパクトある役ではなかったけど、ド真面目な軍人役がハマってたと思う。 それにしても韓国は、こういう政治的事件や黒歴史をちゃんと映画にできて、エンタメとして昇華して、さらにこういった作品がヒットするって羨ましいなぁ…。
ファン・ジョンミンとチョン・ウソンの再対決。 アシュラに比べると史実に基づいているので、ド派手で残酷なシーンは少なく物足りなさも少し感じましたが、韓国ではパラサイトを上回る観客動員数で国民4人に1人が劇場に足を運んだそう。 ファン・ジョンミン演じるチョン・ドゥグァンが起こした事件を描いた『タクシー運転手』ももう1度見たくなった。 韓国は映画というエンタメを通して歴史を学べてうらやましい、日本でも過去の政治家等の悪事を映画として描いてほしいと思いました。
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