舞台の演技は圧倒されます
2021年2月16日 15時11分
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総合評価:
3.0
口の右端には大きな傷が残っており、醜い見た目の淵累を芳根京子さんが演じ、見た目は美しいけれど演技力のない女優、丹沢ニナを土屋太鳳さんが演じています。淵累は伝説的な女優であった母親から魔法の口紅を授かり、その口紅を付けて他人とキスをすると顔が入れ替わるというものでした。かつて母親のマネージャーは娘の淵累の才能を見出し、ニナと顔を入れ替えることで、舞台で活躍できると提案します。
ニナが舞台女優をめざしているモチベーションが全く理解できず、世界観に入り込めませんでした。肝心の舞台で演じるときは淵累に顔を譲って演じてもらいます。ニナは舞台に立ちたいから顔を入れ替えることに応じたはずなのに本末転倒なのではと思わずにいられません。有名になりたいのであればモデルという職業もあったはずです。
ただ主役二人の演技は圧巻で、特に舞台での土屋太鳳さんの演技は見入るものがありました。設定に無理があるところを除けば良作だと思います。