変態SF映画大作
2020年7月8日 22時07分
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総合評価:
4.0
まずどうして変態映画監督、デヴィッド・リンチにこんな壮大なSF大作を監督に抜擢したのか理解に苦しむと同時に、そのおかげで唯一無二のSFが出来た事を嬉しく思います。プロデューサーは、クセ者ディーノ・デ・ラウレンティス。「バーバレラ」や「フラッシュ・ゴードン」といったカルトSFも彼が手掛けました。ちなみにイタリアの巨匠、フェリーニの「道」や「カビリアの夜」といった名作も彼が手掛けています。
基本的には「マトリックス」みたいな救世主誕生のストーリーです。ただ、所々にブラックユーモアなのか、悪趣味なのかよく分からないガジェットやシーンに乗れるか、乗れないかがこの映画の評価のポイントだと思います。私は乗れました。多分乗れない方はドロドロした雰囲気に嫌気が差すと事でしょう。
悪役でロックバンド、ポリスのベース&ヴォーカルのスティングが出演しています。他にも「ブレード・ランナー」のレイチェル役だったショーン・ヤングが出ているのも嬉しい限り。主役はもちろん、当時デヴィッド・リンチ監督といえばのカイル・マクラクランです。