ラストにかなり無理が……
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月24日 11時48分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
連続殺人事件の時効を迎えた後、自分がその犯人だと名乗る男が登場します。
その犯人・曾根崎はいわゆるイケメンで社交的。
本も出版し、大々的に存在をアピールします。
曽根崎役は藤原竜也さん。
華やかに振る舞う彼をみて、ファンが出てくるなど社会現象が起きるのが面白いです。
殺人犯にファンというのはおかしいようにも見えますが、かつて実際にある事件で逃亡し続けていた犯人がイケメンだと話題になったことがあります。
また、これは殺人犯ではありませんが某宗教団体によるテロ事件に関わる人物にもファンがいた記憶があります。
そういった意味では、この物語の前提が荒唐無稽とは言えません。
握手会までする曽根崎。
彼がなぜそこまで目立とうとするのかが最終的なキーとなります。
ラストのどんでん返しが、流石に無理があるように思いました。
完全ネタバレになってしまうので「そこをそうしたところでこうはならないだろう……」という極めて曖昧な表現に抑えておきます。
最後まで観ると意味がご理解いただけるかと……。
ストーリーがいいだけにちょっと残念なオチでした。