不思議と引き込まれる長い一夜の物語
2020年8月22日 21時05分
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総合評価:
4.0
この映画は、先輩と黒髪の乙女が京都で長い一夜に体験した出来事を描いた映画です。
森見登美彦先生独特の世界観で小説を忠実に映像化しており、不思議と引き込まれて行きました。
特徴的なキャラや特徴的な出来事は森見登美彦先生にしか出せない味が出ていました。
一夜にしていくつも事件が起こりますがどれもテンポがよく、コミカルで笑える部分、共感してしまう部分などがあり1つの映画なのにまるでワンクールアニメを見終わったかのような感覚になりました。
また、実際にある地名(今出川河原町交差点、京都大学、下鴨神社など)や実際に存在するお酒(偽電気ブラン)がいくつも出てきます。
京都の先斗町ではこの作品の登場人物「先輩」や「黒髪の乙女」「パンツ総番長」などのキャラや偽電気ブラン、ラタタタムなどの作中のものがモチーフになったカクテルが飲めるバーがあるようです。
京都に立ち寄った際はぜひ行ってみたいと思います、
京都に住んでる方にとってはなじみ深い作品になると思います。
また不思議と大学の頃の楽しかった思い出を思い出させてくれました。