歴史の勉強になる
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月14日 08時37分
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総合評価:
4.0
学生時代に日本史を習ったが忘れてしまった、と言う人は、良く知られた戦国大名が登場するので、記憶を呼び戻す意味で、参考になる映画だと思います。裏話などもわかって歴史の勉強になります。岡田准一や有村架純などキャスティングも良かったです。豊臣秀吉の最期から徳川か豊臣に付くかの戦国大名たちの葛藤、石田三成の人生観が描かれていたほか、関ヶ原のドラマチックな描写、リアリティーある戦闘の表現、戦いのクライマックスで重要人物が次々に死んでいってしまうなど物語の展開に目が離せませんでした。ただ、なぜ石田三成が忍者に恋をしたのか、などもう少しロマンスの描写があっても良かったのではないかと思います。徳川家康の野望や人物像は詳しく描かれていて役者の表情などもとても良かったですが、家康の生い立ちや家族の背景ももう少しあればより物語のオリジナリティーが出たのかと思いました。ただ、関ヶ原に関わった戦国大名の多くを網羅して人物像を描いており、一つ一つのシーンも丁寧で精彩に描かれていたので満足しました。