ネットワーク(監督:シドニー・ルメット)
2023年10月6日 02時01分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
一級のカソリック(キリスト教を批判)映画。
エリオット・ローレンス作曲の、ショー番組のジングルミュージックが全編を表現しています。
ラストで、主人公は、キリスト教ギャング団がテレビスタジオに侵入、所持していた機関銃の銃弾で撃たれて、死にますが、クレーンに載ったテレビキャメラが、冷たく、倒れた主人公に寄って行く、演出は、大変、すぐれています。
映画途中の、テレビ放送局の役員が、ユダヤ教の説教、のシーンは、アメリカ合衆国の本質を示すシーン。
しかし、人種が違う私達(日本人)は、乗れません。
ダイナミック且つハイテンポな演出が乱れないのは、流石。
これは、テレビ番組のプロデューサーが女の場合は、大体、そのテレビ番組はキリスト教番組に変わってしまい、破綻を来たす、という、教訓的作品です。