ANDROMEDA STORAIN(監督:ロバート・ワイズ、1971年)
このレビューにはネタバレが含まれています
2023年10月27日 02時28分
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総合評価:
5.0
これは、医学・細菌学分野の、マイケル・クライトン(医学とテクノロジーをテーマとする小説家、USA)の小説の映画化作品です。
先ず、小説を歪曲しない真面目な演出が素晴らしい。
次に、走査型光学顕微鏡が捉えた、アンドロメダ病原体が幾何学級数的に増殖するシーンの特撮(電子計算機を使ったCG) 、は、非常に印象に残りました。
さらに、映画ラストの、細菌が研究所建物内を汚染して、研究所建物外に漏れ始めると、起爆装置が作動して研究所建物は破壊され、つまり、研究所の医学博士達・職員達も、爆発で、木っ端微塵となるから、地球全体の安全が保たれる、のシーンは、起爆装置を解除することも出来ます・起爆装置を解除しましょう、という、迫真的のキリスト教的シーン、であって、考えさせられます。
全体的の結論としては、「核酸が無くても増殖する細菌類」をテーマとする、医学分野だけでなく、形而上学的でもある映画として、是非、観ておくべき作品です。