名探偵コナン 業火の向日葵
金持ちたちが一堂に会したニューヨークのオークションで、鈴木次郎吉は以前日本で焼失したといわれているゴッホの傑作「ひまわり」を落札する。彼が3億ドルという大枚を支払ってその作品を手に入れたのは、世界中に分散してしまったゴッホの7枚のひまわりをそろえ、日本で展覧会を開くためだった。江戸川コナンたちもその大ニュースに注目していたが……。
コナン映画としては久々に見ごたえのある内容ではなかったかなと思った。でもまぁいろいろとズッコケるところはあるにはあるのだが。 しかし脚本の段階で3時間あまりの長尺を1時間も削って作っているので、かなりストーリー的には無理なしわ寄せがきているのは致し方がないように思えるが、それでも日本では超メジャーなアニメ映画なのでプロ根性だけは見せて欲しいところであった。 よーく見てみると今回コナン君は自らの力で事件を推理していないんじゃないかと邪推してしまう。って言うかほとんどがキッドから伝えられた情報をコナン流に解釈して事件を解決に導いているとしか思えない。 しかも最初の飛行機事故?でのシーンも、あれ普通命がありませんよ。あれはあれで面白いシーンではあったが、何とも言えない感じですかね。 次郎吉も飛行機を壊され、美術館を壊され、結局念願の美術展が中止となって一体いくらの損害を出したのだろう?いくらセレブであっても酷くないですかね?ひまわりの落札あたりから、観ながらお金の算出をしていたら、途中から何だかなーって感じになってきました。 だがそうはいっても馬鹿げているアクションは影を潜めているので、そういうコナンシリーズと比較するとエンタメとして楽しくは見れました。
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