くちづけ
知的障害を持つ娘のマコ(貫地谷しほり)を、男手ひとつで育てる愛情いっぽん(竹中直人)は、かつては人気漫画家だったが休業し、すでに30年がたっている。知的障害者のためのグループホーム「ひまわり荘」で住み込みで働き始めたいっぽんと、そこで出会ったうーやん(宅間孝行)に心を開くようになったマコ。しかしそんなある日、いっぽんに病気が見つかる。
相模原の事件の後に、どのような内容の映画かは知らずに鑑賞しました。 知的障碍者のグループホームを舞台にした映画ですが、時々街なかで見かける知的障碍を持つ子供が大人になった後にどのように過ごしているかを知らなかったので、大人になってから本人や親族、周囲の人がいかに大変かが解りました。 実際に知的な障碍があると日常的にどのような困難やトラブルがあるのかがユーモアを交えてわかりやすく描かれていました。 竹中直人と貫地谷しほり演じる親子を中心にストーリーは進みますが、何かとコミカルに軽妙に描かれていますが、内容はとても重く、考えさせるものです。 成人した障碍者の生活に関しては、これまでは主に親が世話することが多かったそうですが、高齢者介護がビジネスとして広まったように、障碍者介助もさまざまなグループホームなどができて広まっているようです。
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