魔法の国へ
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月8日 14時50分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
テイムバートン監督、映画のあらすじを読んであれこれイメージするよりも、早速鑑賞したほうがいいと、おすすめできます。
その世界観は活字を読んでいるだけでは想像を超えているからです。
主人公の青年は祖父の異変を察知したのちに、車で祖父宅に向かいます。まずこのシチュエーションでは、この後の不思議な世界観について想像することもできません。普通のヒューマンドラマのひとコマであるからです。
ところが、一旦青年がこの奇妙な子供たちとの出会いを果たしていくと、そこには想像を超えた特性を持つ子供たちの姿があるのでした。
そしてこの家と子供達には不思議なルールがあります。
時間を繰り返して永遠に平和に生きること、親から受け継いだ特徴ゆえに、この地で生きていくこと。それは魔法使いのようでもあり、
魔女の世界でもあるように感じられます。
映像美はどこか不思議の国のアリスの世界と似ているところが感じられ、それはとても美しいのです。映像的には醜いものはなく、色鮮やかに鑑賞できるのです。
切ないような、不思議なファンタジックを超えて、冒険、ヒューマンドラマ、SF志向の方にもおすすめできそうです。