1920年代の中国
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月23日 14時21分
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総合評価:
3.0
スティーヴ・マックウィーンが終始かっこいいです。ただ、映画はかなり重たい。。この映画をしっかり理解するには一度観るだけではきっと足りません(私はたぶん一度で終わりますが・・・)。前編後編に分かれており、間に休憩はあるものの、3時間集中して観たあとはぐったりする見応えある作品です。
主人公のジェイクは、いつも正論で正しいが、正しいが故に人生でつまづいてきている不遇な男。そんな彼の周りには優しいまともな感覚の人が集まりますが、時代が悪く、ことごとく彼の周りから消えてしまう。中国人ポーの残酷なシーンで衝撃を受け、これ以上酷いことは起こらないで~!と思いながら観続けましたが、映像はそれ以上のものはありませんが、人間の黒い内面がどんどん浮き彫りに。
1920年代の中国はこんなに怖いところだったのかと、西洋から見たアジア人のじとーっとした気味悪さがよく描かれています。歴史を知るという意味では、観ておくべき作品だと思います。
イメージワード
- ・悲しい
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