映画:残菊物語(1939年)
2025年5月12日 14時27分
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総合評価:
5.0
この映画は、歌舞伎の役者たちの、内幕的の人間関係、と、現代社会。次に、女たちの旧態依然のルールを、深く追及した、近代的映画作品。
常時、クレーンキャメラを、顔の表情が、撮影出来ない程の位置にまて、離して、カットを割らずに撮影する移動撮影。
次に、とにかく、いい演技が出来る迄は撮影しない、方法、の二つで、それを、実現しています。
さらに、本当の歌舞伎の公演を撮影したシーンもあって、大変、素晴らしいので、考えさせられます。
ラストの道頓堀川での舟乗り込み、のシーンは、大変な光量の照明設備と照明装置、に依る撮影で、世界一の撮影技術。
これは、映画監督:溝口健二の名前を、不動のものとした、科学(science)的 映画作品、として、不滅です。