知りすぎていた男
ヒッチコックが、イギリス時代の自作「暗殺者の家」をリメイク。あるフランス人の死に立ち会ったベンは、断末魔の男の口から某国の首相暗殺計画を知らされる。やがてベンの口を封じるため、彼の息子が誘拐されてしまう。ベンと妻のジョーは、暗殺者がひそむ教会へと乗り込んでいく……。D・デイの歌う“ケ・セラ・セラ”が非常に効果的に使われるサスペンス・スリラーの傑作。
冒頭、タイトルが出るシーンは、ロンドン交響楽団の演奏を、同時録音撮影のキャメラを寄せて行って撮影したシーン（楽譜：バーナード・ハーマン）で、これは、印象に残ります。 映画途中のアルバートホールでの音楽（カンタータ）、よりも、左よく的、な音楽です。 次に、ラストシーンは、この映画は、エジプト国家の映画なのです、というような演出、であって、評価が分かれるのでは。 全体的には、イギリス国家のキリスト教は、かなり、悪っぽい、と、教える、キリスト教映画作品。 則ち、知りすぎていた男、という映画、ではありません。
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