自らの責務を全うする王女がとてつもなく美しい!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月7日 21時54分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
若かりしオードリー・ヘップバーンがとにかくとても美しく、アン王女にピッタリです!
滞在先をヒミツで抜け出したアン王女と新聞記者の身分違いの恋の話ですが、二人のローマ観光が本当にローマを旅しているみたいでとても楽しいです!ローマにいって、ジェラートを食べたり、真実の口に手を入れたり…多くの観光客が再現しているのではないでしょうか。また、最初はお互いの利害関係が一致したため一緒に行動しますが、それぞれの人となりを知り、恋に落ちていく一瞬一瞬がほんとうにはかなくて美しくて、胸が痛くなります。最初はかなり適当な人間でなかなかのクズッぷりを見せていたジョーも、本当にいい男で、見てるこっちも惚れてきます!
そして、最後は王女としての責務を全うすることを決めたアン…。彼女が記者会見での質問で回答した内容には、たった数日とは言え、二人が過ごした楽しい思い出に加え、きっとこの先も交わることのない二人を思うと涙が出ます。最後の最後、終わり方まで美しい作品です。