実話が原作です
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月23日 13時14分
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総合評価:
4.0
学年最下位レベルの女子生徒が偏差値をぐんと上げて慶応大学を目指す、
というお話です。。
ビリギャルことさやかは、教師との諍いの末に「慶応にいってみせる」と言い切ります。
しかし、学年最下位ではかなり厳しい状況。
そこで塾にいくことになり、坪田という教師に出会います。
坪田の指導方法がとにかく上手いんですよね。
個別指導という形をとっているその塾では、生徒に合わせた指導を行います。
これは学校の授業ではなかなかできないこと。
生徒の個性を引き出し、そこから可能性をも引き出していくのが痛快でした。
若干蛇足になりますが、実在のさやかさんは元々そんなにいうほど劣ってはいなかったようです。
中高一貫校に受験合格しているので、そこそこの下地があったのかと思います。
言ってみれば「学習能力にムラがあった」というところでしょうか。
「聖徳太子」を「しょうとくたこ」と読んだのは実際にあったようで、映画でも笑ってしまうシーンでした。
誰にでも可能性は秘められている、そんなことを感じる作品です。