やっぱり楽しい!
2020年7月8日 08時47分
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総合評価:
4.0
数あるミュージカル映画の中でも、この「雨に唄えば」は傑作中の傑作として知られています。21世紀に入った今となっては、少々映画自体の古さは否めません。しかし歌、ダンス、ストーリー、セットなど、どれを取っても古さ良きハリウッド映画の楽しさに溢れた名作として語り継がれています。
映画史に残る有名なタイトルナンバー、「雨に唄えば」のシーン。土砂降りの雨の中でタップを踊るジーン・ケリーの印象が最も強いと思います。このシーン、実は撮影当日の彼は風邪を拗らせていて、高熱もあったというエピソードがあります。ですが観てもらえば分かるように、そんな素振りは一切見られません。ジーン・ケリーのプロ意識の高さが伺えます。
他のナンバーも多彩なスタイルのダンスが堪能できます。中でもジーン・ケリー扮するドンの友人、コズモ役のドナルド・オコナーの名人芸が光る「Make 'em laugh」が素晴らしい。スピーディーでコミカルなダンスは必見の価値ありです。これを観終わった後、彼のファンになる事も間違いなしです!